環境Environmental
GRESBリアルエステイト評価
GRESBリアルエステイト評価は、責任投資原則(PRI)を主導した欧州の主要年金基金グループを中心に2009年に創設された、不動産セクターの環境・社会・ガバナンス(ESG)のパフォーマンスを測る年次のベンチマーク評価です。
いちごオフィスは、2024年のGRESBリアルエステイト評価において、総合スコアのグローバル順位により5段階で格付される「GRESBレーティング」で「3 Star」を取得いたしました。また、ESG推進のための方針策定や組織体制などを評価する「マネジメント・コンポーネント」および保有物件での環境パフォーマンスやテナントとの取り組み等を評価する「パフォーマンス・コンポーネント」の双方において優れた参加者であることを示す「Green Star」を8年連続で取得いたしました。
なお、ESG情報開⽰の充実度を測る「GRESB開⽰評価」においても取り組みが⾼く評価され、最上位から2番⽬の「Bレベル」の評価を4年連続で取得いたしました。

各種環境認証
CASBEE
CASBEEは、建築物の環境性能を評価し格付けするもので、省エネルギーや省資源、リサイクル性能など環境負荷低減の側面に加え、景観への配慮なども含めた建築物の環境性能を総合的に評価するシステムです。
CASBEE不動産の特徴は、環境に配慮された建物が不動産価値に与える影響の度合いを測り、以下の分類でそれぞれ評価項目が点数化されます。また、評価結果は4段階のランキング(S、A、B+、B)となっております。
【Sランク】
(2024年4月26日認証取得)
(2022年1月11日認証取得)
(2023年10月1日認証取得)
(2025年3月13日認証取得)
(2025年3月13日認証取得)
(2025年3月13日認証取得)
【Aランク】
(2023年4月27日認証取得)
(2024年4月26日認証取得)
(2020年12月14日認証取得)
(2020年12月14日認証取得)
(2022年1月11日認証取得)
BELS
BELSとは「非住宅建築物の省エネルギー性能を評価する」公的制度です。新築建物、既存建物に関わらず様々な尺度を基に第三者機関が省エネルギー性能を評価する制度であり、国が定める建築物エネルギー消費性能基準に基づく一次エネルギー消費量から算出されるBEI(Building Energy Index)の値によって評価され、省エネルギー性能ラベリングが5段階(最高評価★★★★★)で星の数により表示されます。
2つ星★★☆☆☆
(2017年4月27日認証取得)
1つ星★☆☆☆☆
(2017年10月31日認証取得)
DBJ Green Building認証
DBJ Green Building 認証は、対象物件の環境性能に加え、当該物件を取り巻く様々なステークホルダーからの社会的要請への配慮等を含めた総合評価システムに基づき、現在の不動産マーケットにおいて求められる環境・社会への配慮がなされた不動産を、DBJ がスコアリング結果に基づき選定し、5段階の認証を付与するものです。
3つ星★★★☆☆
(2021年9月28日認証取得)
3つ星★★★☆☆
(2021年9月28日認証取得)
東京都中小低炭素モデルビル
東京都中小低炭素モデルビルは、東京都がCO2排出量の少ない低炭素ビルが評価される不動産市場の形成を目指し、2012年5月に公表した低炭素ビルの 評価指標(低炭素ビルベンチマーク)であり、A1以上の積極的に省エネに取り組む中小テナントビルを「中小低炭素モデルビル」として公表しています。
低炭素ベンチマーク A3
低炭素ベンチマーク A3-
低炭素ベンチマーク A2+
低炭素ベンチマーク A2
低炭素ベンチマーク A1+
低炭素ベンチマーク A1+
低炭素ベンチマーク A1+
低炭素ベンチマーク A1+
低炭素ベンチマーク A1
省エネ対応
空調機器の更新ならびに共用部照明のLED切り替えを促進。
心築の社会的意義
建物を「壊す」から、建物の価値を「活かす」。
現存ストックを有効活用し、不動産の経済耐用年数の長期化、質の向上を図る。
環境パフォーマンス
GHG排出量削減の実績推移
この表は左右にスクロールできます。
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
保有物件数(期中取得・譲渡物件を含む) | 86 | 87 | 86 | 89 | 89 | ||||
エネルギー消費量 | 総量 [mWh] |
58,102.35 | 51,166.79 | 49,564.57 | 50,546.39 | 50,043.38 | |||
原単位 [mWh/m2] |
0.159 | 0.143 | 0.137 | 0.142 | 0.137 | ||||
(うち、再生可能エネルギー) [mWh] |
(-) | (-) | (12,719) | (41,279) | (41,747) | ||||
温室効果ガス排出量 | スコープ1+2 | ||||||||
ロケーション基準 [t-CO2] |
26,339.74 | 22,710.24 | 21,426.28 | 21,087.89 | 20,150.68 | ||||
マーケット基準 [t-CO2] |
26,971.44 | 22,727.34 | 16,494.44 | 2,882.45 | 2,252.70 | ||||
スコープ1+2+3 | |||||||||
ロケーション基準 [t-CO2] |
38,363.13 | 56,555.48 | 35,486.24 | 13,180.71 | 43,714.78 | ||||
マーケット基準 [t-CO2] |
37,828.96 | 56,572.57 | 30,554.40 | 11,190.36 | 23,918.12 | ||||
水使用量 | 総量 [m3] |
285,440.93 | 204,689.90 | 188,813.00 | 209,797.50 | 229,771.20 | |||
原単位 [m3/m2] |
0.783 | 0.572 | 0.524 | 0.589 | 0.629 |
本投資法人のスポンサーであるいちご株式会社は、パリ協定が求める水準と整合した企業が定める温室効果ガス排出削減目標である 「Science Based Targets」 を設定し、SBTイニシアティブより認定を受けております。
スポンサーをはじめとするいちごグループの目標は、気候変動による世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5℃未満に抑える 「1.5℃目標」 として認定を受けており、「1.5℃目標」 は、「2℃を十分に下回る水準(WB2℃)」 の目標を上回るものです。
認定を受けた温室効果ガス排出量削減目標
この表は左右にスクロールできます。
対象項目 | 目標 | 達成年限 | |
---|---|---|---|
スコープ1 | 事業者自らによる直接排出 | 70%削減 (2022年度基準) |
2030年度 |
スコープ2 | 他社から供給された電気、熱、蒸気使用 に伴う間接排出 | ||
スコープ3 | スコープ1、2以外の間接排出 (事業活動に関連する他社の排出) |
25%削減 (2022年度基準) |
SBTイニシアティブにおける目標については、本投資法人のスポンサーであるいちご株式会社をはじめ、いちごオフィス(8975)、いちごホテル(3463)、いちごグリーン(9282)による温室効果ガスの排出も含めた目標設定となります。
SBTの概要
SBT は、パリ協定が求める水準(※)と整合した 5~15 年先を目標年として企業が設定する温室効果ガス排出削減目標です。 CDP(企業の気候変動、水、森林に関する世界最大の情報開示プログラムを運営する国際的な非営利団体)、UNGC(国連グローバルコンパクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4つの機関によって共同で運営されています。
(※)パリ協定が求める水準:世界の気温上昇を産業革命前よりスコープ 1、2 では、1.5℃以内に抑え、スコープ 3 では 2℃を十分に下回る水準(Well Below 2℃)に抑える
